24年度の新学部設置を予定
私立旭川大[MAP↗]の公立化を検討してきた西川将人旭川市長は6日、公立化を目指す考えを正式表明した。2022年度の開学、24年度の新学部設置を予定している。
市は、公立化への課題を報告書にまとめ、1月21日の市議会総務常任委員会に提出。運営収支は新学部設置で開学3・4年目は赤字だが、公立化初年度から黒字収支を見込むと報告した。
旭川大と旭川短大を現法人から分離し、新しい公立大学法人へと移行しても公立化する大学・短大に約3億円、高校、幼稚園、専門学校に約16億4000万円の金融資産が分与され、大学・短大、高校・幼稚園・専門学校とも当面の運営に支障はないと結論を出した。
西川市長は「課題について一定の整理ができた」と判断。6日の新年度予算記者発表で正式に決断を明らかにした。
旭川大の山内亮史学長は「市長の最終判断を歓迎したい。今後の市議会での審議の行方を見守りたい」とのコメントを発表した。
(北海道建設新聞2020年2月7日付1面より)