斜里町と一般社団法人知床スロウワークスは22日、斜里町産業会館でテレワークフェスティバルを開いた。町内でテレワークを実施している首都圏の企業が日頃の取り組みを紹介。町民約50人が、クマを認識するAIカメラやドローンの操作を体験しながらテレワークに対する理解を深めた。
同町でのテレワークは、豊かな自然の中で仕事ができることから、首都圏の企業から注目されている。
IT企業のZooops Japan(本社・東京)は、獣害対策としてクマのAI認識システムを製作。カメラの前をクマが通過すると、クマかそれ以外の動物かを判別できるシステムで、参加者は興味深そうに担当者の説明に聞き入っていた。
同じくIT企業のProp Tech plus(本社・東京)が設けたドローンの操作体験コーナーでは、子どもたちがUAVの操作を楽しんだ。
馬場隆町長は「テレワークは気持ちのリフレッシュになる。多くの企業と多くの地元の人が触れ合うことで、関係人口の拡大につながっていくのでは」と話していた。
(北海道建設新聞2020年2月26日付13面より)