石狩湾新港地域で20年度にコミュニティーバスの実証実験

2020年03月01日 10時00分

石狩市が新交通システム構築へ

 石狩市は2020年度、石狩湾新港地域[MAP↗]で働く人向けの新交通システム構築を目的に、ジャンボタクシーなどを利用したコミュニティーバスの実証実験に取り組む。夏季と冬季の2回に分け、夏季は5―6月に1、2週間をめどに実施する見通しだ。

 人口減少や高齢化の進行を踏まえ、持続可能な公共交通網の形成を目指して、市が18年度に策定した地域公共交通網形成計画(19―23年度)に盛り込む。

 各バス路線が集中する市本庁舎付近[MAP↗]と、企業が集積している協同組合石狩新港卸センター付近[MAP↗]をつなぐ経路で運行を予定。詳細なダイヤは今後検討するが、午前7―8時に市本庁舎発の3便、午後2―6時に新港地域発の5便を想定している。

 夏季の実験は乗車料金無料で実施。結果を踏まえ、運行方法や運賃などを検討し、1―2月の1カ月間を見込む冬季実験は有料で実施する方針だ。

 通勤手段の確保、移動手段が増えることで雇用増加、地域活性化につながることが見込まれる。

 また、石狩湾新港地域で働く人の約7割が市外から通勤しているが、新たな公共交通網が形成されることで、市内への移住増加の一助になることも期待している。

(北海道建設新聞2020年2月28日付16面より)


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