延べ床は旧施設の2.5倍 道内3番目の規模に
帯広市がPFI事業で建設を進めていた新総合体育館が2月29日、供用を開始した。RC一部S造、3階、延べ1万4848m²と延べ床面積は旧体育館の2・5倍に上り、体育館としては北海きたえーる(札幌)、函館アリーナ(函館)に次ぐ道内3番目の規模となる。

道内3番目の規模となる新総合体育館
建設地は旧体育館の西隣となる帯広市大通北1丁目1[MAP↗]。整備と運営はオカモトグループが設立した特別目的会社(SPC)「とかちウェルネスファーム」に委託した。契約金額は103億9306万8391円で、このうち主体の整備費相当額は62億3263万3155円。2017年11月27日から19年12月31日までの工期で建設した。
旧体育館にはなかったサブアリーナを設けたほか、機能を拡充させたトレーニング室は道内最大規模を誇る。また、市で3例目となるネーミングライツも採用し、よつ葉乳業(札幌)と30年3カ月間の契約を締結。愛称を「よつ葉アリーナ十勝」とした。
旧体育館は2月1日から解体を進めており、跡地には駐車場を整備。全面供用は21年9月を予定している。
工事メモ
▽施工=宮坂建設工業・萩原建設工業・川田工業・市川組JV▽設計=山下設計・岡田設計・創造設計舎JV
(北海道建設新聞2020年3月2日付13面より)