風力発電所を24年着工へ 石狩市厚田区聚富陸上発電所

2020年03月22日 10時00分

 合同会社石狩市厚田区聚富陸上発電所(東京都中央区京橋2丁目7の14、瀬山剛代表社員)は、仮称・石狩市厚田区聚富望来風力発電事業を計画している。最大出力3万3600㌔㍗の風力発電所を新設し、海外に依存しない純国産エネルギーの安定供給を目指す。単機出力4200―6000㌔㍗の風力発電機を最大8基設置する。着工は2024―25年ごろの見込みで、設計者と施工業者は未定となっている。

 事業実施想定区域[MAP↗]は石狩市厚田区聚富、望来の約730ha。計画段階環境配慮書の縦覧を開始している。

 工期は着工後31カ月を予定。着工後1―17カ月で機材搬入路、アクセス道路整備、ヤード造成、基礎を進め、20―30カ月に風車据え付け、8―31カ月に送電線、配電線、変電所、電機を計画している。

 着工後28―32カ月で試験運転し、32カ月目に運転開始する考え。

 最大となる6000㌔㍗級の風力発電機はブレード3枚、ローター直径約160m、ハブ高さ(ブレード中心の高さ)約120m、最大高さ約200mを予定している。

 これとは別に事業実施想定区域周辺では、コスモエコパワーの仮称・北海道石狩湾沖洋上風力発電など3件の風力発電事業が計画されている。

(北海道建設新聞2020年3月19日付2面より)


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