新型コロナ第2波を警戒
鈴木直道知事は1日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症について、帰国者から陽性反応が相次ぎ、首都圏では感染が広がっている状況から「第2波が来る」と警戒感を示し、道民や事業者に引き続き注意を喚起していく考えを述べた。
長期化に伴い終息宣言の時期が見通せなくなる中、社会経済活動に関しては「難しいバランスを取りながら、感染拡大防止と両立できる環境を整えていく」と説明した。
道独自の緊急事態宣言終了から2日で2週間を迎えるが、爆発的な感染拡大を抑えられていることに対して「道民が今の状況をつくっている。私の言葉に耳を傾け、行動してくれた。これからも力を合わせれば乗り越えていける」と強調した。
また同日の道職員向けの訓示も、内容は新型コロナウイルスへの対応が中心になったが、その一方で、数々のプロジェクトが控えていることも指摘。「目線をしっかり未来に向けてポジティブに。北海道全体が元気を取り戻し、将来に向けて飛躍する1年になるよう前進していきたい」と話した。
(北海道建設新聞2020年4月2日付1面より)