池田町は、千代田堰堤展望公園[MAP↗]を月末にも供用開始する。既存の遊歩道に接続させる形で、堰堤を一望できる場所にトイレや駐車場を整備。町では「堰堤の魅力を身近に感じてほしい」と話している。
堰堤を一望できる場所にトイレや駐車場を整備した
十勝川から農業用水を取水する目的で1935年に完成した千代田堰堤は、町の発展を支えた土木施設。2004年にその歴史的価値が認められ、土木学会道支部の選奨土木遺産に認定された。町の観光拠点で、道立十勝エコロジーパークの構成施設にもなっている。
展望公園は16年度から4カ年で整備。建設地には閉館したホテルがあったが、町に譲渡されていたため解体し、跡地2075m²にＷ造のトイレや32台分の駐車場、ベンチ、遊歩道を新設した。
工事メモ
▽ホテル解体＝右谷建設工業・豊永工業JV▽トイレ主体＝鳴海建設▽同電気＝滝上電気工業▽同機械＝豊永工業▽外構＝合掌建設
(北海道建設新聞2020年4月16日付9面より)
