キウス周堤墓群の整備基本計画を策定へ 千歳市

2020年05月20日 15時00分

縄文遺跡を保存・活用 見学路整備や駐車場拡幅など想定

 千歳市は2020年度、キウス周堤墓群[MAP↗]の整備基本計画を策定する。世界遺産登録による来場者増加を見据え、歴史・文化的な価値が高い史跡を保存し有効活用を図るもの。駐車場拡幅や園路整備、ガイダンス施設建設などを想定しており、夏に設置する検討委員会の話し合いを基に整備内容を固める。

 中央2777ほかにあるキウス周堤墓群は、縄文時代に造られた北海道固有の集団墓。大規模な周堤墓が群集し、1979年には周堤墓8基など4・9㌶が国の史跡に認定された。

 また、縄文時代の遺跡を持つ千歳市や函館市など道内5市、青森県、岩手県、秋田県の6市3町は「北海道・北東北の縄文遺跡群」として21年度の世界文化遺産の登録を目指している。

 史跡の適切な保存、公開の方針や活用方法を定め、多くの人に見てもらおうと、19年度から保存活用計画の作成に着手。計画期間は20年度から10年程度で、ことし秋に取りまとめる見通し。整備基本計画の策定業務については早ければ6月に発注する。

 現在の駐車場はバス2台、乗用車30台分の広さで、春から秋までは仮設トイレを設置。園路にはウッドチップを敷いている。ただ、世界遺産登録に伴う見学者増加を見据えると、周堤墓を見学しやすい園路の在り方を考える必要がある。駐車場やトイレについても同様で、どのような受け入れ環境が適切なのか計画内で示す。

 このほか、長都42の1に位置する埋蔵文化財センターがガイダンス施設の役割を担っているが、周堤墓群から7㌔離れている。このため、周堤墓群敷地内に新たな施設が必要かどうかを検討委員会で話し合い、方向性をまとめる。

(北海道建設新聞2020年5月19日付12面より)


関連キーワード: さっぽろ圏 文化施設

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

  • オノデラ
  • 日本仮設
  • 北海道水替事業協同組合

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

4町で新設方針も 十勝管内で道の駅整備機運高まる
2022年11月10日 (4,243)
羽生結弦選手プロに
2022年07月21日 (4,226)
22年度上半期ゼネコン道内受注高ランキング 首位は...
2022年11月09日 (3,594)
日ハムBP起工式 大林組・岩田地崎JV竹中所長の思...
2020年04月14日 (2,530)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (2,523)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 行政書士 new
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第26回「ヒューマンエラー対処法」職場全体で予防する環境を構築することが多様な人材の活躍につながります。

連載 旧双葉幼稚園
建築から1世紀

旧双葉幼稚園建築から1世紀
旧双葉幼稚園園舎が完成から100年を迎えた。園舎の歩みと次の1世紀に向けた取り組みに迫る。

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第243回「感染拡大」。ワクチン効力低下も原因です。若い世代への接種督励を。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第26回「暖炉とマントルピース」。コミュニケーションを円滑にする仕掛けが潜んでいそうです。