札幌市は、豊平川に架かる仮称・北24条大橋[MAP↗]新設の東区側桁架設133mを6月下旬から7月上旬ごろに一般競争公告する予定だ。現在、先行着手した白石区側を施工中で、本年度に残りを整備して桁架設を終える計画。2021年度以降は床版架設、舗装整備を進める見通しとなっている。
同橋は橋長318m、中央分離帯1mの両側に車道2車線6m、歩道3・5m、路側帯1m、地覆各0・4mを含む全幅22・8mで計画する。下部は壁式橋脚小判形3基と橋台2基で構成している。
上部は4径間連続鋼細幅箱桁。本年度は未着手のA1橋台―P2橋脚間133mをクレーンで架設する。鋼材1300㌧を使用する見通しだ。
成績重視型で公告する予定で、施工中のP2橋脚―A2橋台の区間が完了してから工事に入る。工期は21年3月まで。対象は土木A1等級を想定し、工事費は3億―4億円程度を見込む。
札幌新道と環状通の豊平川横断部は交通量が多く、渋滞が常態化しているため、中間に位置する宮の森北24条通を延伸して豊平川に橋梁を新設する。事業延長は北1条雁来通から南7条米里通までの1160m、事業期間は22年度まで。総事業費は157億円で、このうち工事費は116億円を試算している。
16年度に下部整備が完了し、17年度から桁と床版の製作、架設を進めている。橋梁前後の道路部については地盤改良を終えており、本年度は補強土壁などの構造物を施工する。
(北海道建設新聞2020年5月26日付12面より)