9.4億円投入 石狩湾新港地区へのアクセス向上
札幌建管は、3・2・401花川通延伸について、早ければ2021年度に着工する。石狩手稲線から国道337号までの1020m区間を新設し、市道流通通線まで結び、石狩湾新港地区へのアクセス性向上を図る事業。事業費は約9億4000万円を見込む。20年度は1億5000万円を投じ、用地買収や物件補償のほか物件調査を進める。完成は23年度を予定している。
札幌圏都市計画道路の花川通は、札幌市北区屯田町の札幌北広島環状線交点から石狩市花川北1条1丁目の石狩手稲線交点までを結ぶ延長1942m、全幅32mの4車線道路。
主に花川地区と札幌間の往来で利用されているが、石狩湾新港地区に職場がある花川地区住民らは通勤する際に大きく迂回する必要がある。このため、スムーズな移動ができるアクセス環境向上や、石狩湾新港の災害時緊急物資輸送拠点機能強化を目的に、石狩市が石狩手稲線(花川北1条1丁目)[MAP↗]から国道337号(新港西1丁目)と市道流通通の交点[MAP↗]までの街路新設1020mを計画。14年度に都市計画を変更した。
設計は石狩市が発注し、東和コンサルタントで17年度に完了。延伸区間も4車線道路で、車道13m、路肩各1・25m、歩道各2m、植樹帯各1・5m、中央分離帯2・5mの全幅25mを確保する。
18年度には再度都市計画を変更。さらに、道から都市計画事業認可を受け、19年度に事業化した。
(北海道建設新聞2020年6月2日付12面より)