ウポポイで一足早く町民向け内覧会 伝統舞踊も披露

2020年06月11日 10時00分

 白老町内に完成した民族共生象徴空間(ウポポイ)[MAP↗]の町民向け内覧会が9日から始まった。新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い2度にわたって開業が延期され新たな開業日も未定となっているが、一足早く町民に施設内部やアイヌの伝統的な踊りなどが披露された。

アイヌの伝統的な舞踊も披露され、
観覧者は大きな拍手を送っていた

 アイヌ民族文化財団と白老町が主催。9日午前には、戸田安彦白老町長や白老町議会、町内会関係者ら約140人が施設を訪れた。

 民族共生象徴空間は、白老町若草町2丁目のポロト湖畔の敷地に整備された施設で、北日本では初めてとなる国立博物館の国立アイヌ民族博物館のほか、国立民族共生公園、体験交流ホール、慰霊施設などで構成する。

 中核施設となる国立アイヌ民族博物館はS一部SRC造、3階、延べ8618m²の規模で、竹中工務店・田中組共同体が施工した。

 1階はエントランスロビーやミュージアムショップ、ライブラリーなど、2階には展示室が配置されている。基本展示室は、ことば、世界、くらし、歴史、しごと、交流―の6つのテーマごとに資料が展示されており、アイヌの伝統的な衣装や、狩猟などで用いた道具、祭具、儀礼で使用する飾り、文献など約700点が展示されている。

 この日は屋外のステージで、アイヌの伝統的な踊りや語りなどが披露され、ツルを題材とした踊りや宴での踊り、竹製の楽器・ムックリの演奏が披露された。

 施設を見学した戸田町長は「約3時間かけて見学したが何時間あっても足りないぐらいだ。ウポポイの開業日は決まっていないが安全を確保した上でオープンできるのを楽しみにしている」と話し、同財団の加藤忠理事長代行は「各地のアイヌの特色が見えるような施設になっている。こんな立派な施設ができて感謝している」と述べた。

 内覧会は14日まで町民を対象に行われる。(苫小牧)

(北海道建設新聞2020年6月10日付1面より)


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