八雲町内での企業や創業など支援 「株式会社木蓮」発起人会

2020年07月02日 15時00分

町内産業の担い手育成へ

 産業の担い手を町内で育てよう―。八雲町などは6月29日、町内での起業・創業や就業などの支援を目的に設立する「株式会社木蓮」の発起人会を町役場で開いた。役員候補の町内若手事業者らが集まり、事業内容や今後のスケジュールを確認。人口減少に歯止めをかけるための新たな一歩を踏み出した。

町内活性化へ決意を新たにする
(右から)神馬氏、佐藤氏、赤井氏、中田氏

 産業に携わる人材を自治体、商工業界が一丸となって育てていこうという取り組み。町内の若者や町外からの起業・就業希望者などに対して、経営や商品開発、マーケティングに関する教育を施し、町内への定着や後継者不在の企業に対する事業承継支援などを進める。

 7日の法人設立後、8月から地域おこし協力隊の隊員を同社に派遣。町から企業版ふるさと納税に関する事務を受託し、事業実施に向けた収益を確保する。町情報交流物産館「丘の駅」の指定管理も担う。

 発起人会には、出資者となる八雲町の岩村克詔町長らのほか、代表取締役社長に就任予定の佐藤有季氏、取締役に就くNPOやくも元気村の赤井義大氏、神馬組(本社・八雲)の神馬琢哉専務、中田建設(同)の中田拓希氏が出席した。

 佐藤氏は「若手が中心となって事業を進められることを、うれしく思っている。町に誇りを持ってもらえるよう、挑戦と努力を続け、恩返しをしていきたい」と話していた。

(北海道建設新聞2020年7月1日付19面より)


関連キーワード: 人材育成 渡島

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

  • 北海道水替事業協同組合
  • オノデラ
  • 川崎建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (3,209)
おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,506)
交通体系整備を考える会、札幌外周高速道を構想
2023年06月20日 (1,427)
ヒトデ由来成分でカラス対策 建設業界に鳥類忌避塗料...
2019年06月28日 (1,378)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,354)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。