公共建築協会は2日、第17回公共建築賞の受賞作品を発表した。北海道地区からは生活施設部門で東川小・東川町地域交流センター[MAP↗]、訓子府町幼保連携型認定こども園わくわく園[MAP↗]、道札幌視覚支援学校[MAP↗]の3件が優秀賞に選出。また、地域特別賞として江別市のEBRI(エブリ)[MAP↗]が選ばれた。新型コロナウイルスの感染拡大防止を鑑み、表彰式は開催を見送る。
同賞は公共建築の総合的な水準向上を図る目的で2年に一度表彰を実施。竣工後3年以上が経過した公共施設を対象に全国で応募された89点から32点の優秀賞を選定した。
道内の受賞はいずれも生活施設部門で、東川小・東川町地域交流センターは設計がアトリエブンク・中原建築設計・柴滝建築設計・IA研究所共同体、小学校の施工が新谷建設・橋本川島コーポレーション・荒井建設・小岩組共同体と畠山建設・盛永組・高組共同体、地域交流センターの施工が吉宮建設・廣野組共同体だった。
訓子府町のわくわく園は設計を久米設計、施工を北成建設・久島工業・丸建工業共同体が担当。道札幌視覚支援学校は設計がアトリエブンク・環境設備計画共同体、校舎の施工に岩倉建設・石山組共同体、岩田地崎建設・鈴木東建共同体が当たったほか、敷地内の建築物に多くの道内企業が参画した。
北海道地区審査委員会が独自に選ぶ地域特別賞には江別市のEBRI(設計・ストアプロジェクト、施工・宮坂建設工業)を選定した。
(北海道建設新聞2020年7月3日付4面より)