ハード対策の必要性検討
小樽開建は、北海道新幹線仮称・新小樽駅の開業に備え、国道5号と393号の交差点(奥沢十字街)調査に着手した。各種データなどから交差点周辺の道路利用状況をまとめ、交通円滑化に向けたハード対策の必要性を検討するための基礎資料として活用する考え。想定される対策としては、既存右折専用レーンの延長や左折専用レーン新設などが見込まれる。
奥沢十字街[MAP↗]は、5号と393号、道道天神南小樽停線が交わる交差点で、5号は片側2車線、393号と天神南小樽停線は片側1車線で、3路線とも右折専用レーンを設けている。
仮称・新小樽駅が奥沢十字街から393号を南下し、天神南小樽停線と交わる天神十字街をさらに進んだ天神2丁目付近に新設されることから、交差点調査で課題を分析する。天神十字街の交差点調査も、いずれ実施したい考えだ。
交通量やETC2・0のデータ、道路構造資料、公表している地域計画や統計資料などを整理し交通課題を洗い出す。既にに右折専用レーンがあるため、対策としては既存右折専用レーンの延長、左折専用レーン新設を想定している。
奥沢十字街の交差点調査は、5号ほか道路整備概略検討としてドーコンで進めている。この業務には、道横断道黒松内―倶知安間概略検討、230号留寿都・喜茂別地区路線検討も含まれており、関連する各種データを収集・分析し、過去に実施した調査データを更新する。
(北海道建設新聞2020年7月10日付13面より)