エヌ・ティ・ティ都市開発(東京都千代田区外神田4丁目14の1、辻上広志社長)は、札幌市中央区北1条西5丁目2の北海道放送(HBC)現社屋跡地で計画する複合ビルの高さを115m程度で調整している。27階建てのビルにオフィスや高級ホテル、商業などの機能を盛り込む考えだ。
14日に開かれた札幌市都市計画審議会で札幌市が事前説明した。
HBC新社屋の西側に設けるビルはHBC社屋跡地に加え、周辺の駐車場敷地を活用して建設。容積率を最大1200%に緩和するため、北1条西5丁目地区1・7㏊を対象に地区計画決定を求めている。
当初、新ビルは高さ120mを想定していたが、エリア北側に北海道道庁旧本庁舎があり、日影の影響が懸念されることから、市の景観アドバイス部会で計画の見直しが指摘。この対応として建物高層部の形態を変え、高さも5m低い115mで調整しているという。
(北海道建設新聞2020年07月15日付2面より)