サロマ湖漁港整備で防砂堤改良を計画 網走開建

2020年07月21日 15時00分

 網走開建はサロマ湖地区特定漁港漁場整備で、第1湖口[MAP↗]のアイスブーム保管スペース、第2湖口[MAP↗]の東防砂堤・西防砂堤の改良を計画している。2020年度は基本・実施設計を進め、21年度以降の着工を見込んでいる。

 オホーツク海とサロマ湖をつなぐサロマ湖漁港では、ホタテ稚貝の生産、カキの養殖、カレイの刺し網漁業が営まれ、外海ではサケ・マス定置網漁が盛ん。第1湖口地区は1988年、第2湖口地区は01年にそれぞれ第4種漁港に指定された。

 水産業の発展に向け整備を進めていて、第1湖口は流氷流入対策としてアイスブームを設置済み。第2湖口は航路の幅が50mと狭いため、75mへの拡幅に取り組んでいる。

 第1湖口は流氷により、アイスブーム保管スペースの出入り口がふさがることから、21年度以降にゲートを新設する。

 第2湖口では、老朽化した西防砂堤と東防砂堤(ともに延長100m)を取り壊し、延長130mで造り替える。

 20年度は90mの設計を進める予定で、21年度以降に40mの設計と工事を想定している。

(北海道建設新聞2020年7月20日付9面より)


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