会社探訪記

 地域に根差した企業を不定期で紹介します。

会社探訪記 ベルディ 華やかな造花で空間彩る

2020年08月02日 10時00分

手入れも簡単 家族で楽しんで

 エクステリアの設計・施工を手掛けるベルディ(本社・札幌)は手入れが簡単な造花とカラーリーフを提案している。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため在宅時間が長くなる中、植物の持つリラックス効果が期待される。

暖かい季節になると生花と樹木で来客を迎えることができる

 寒冷地の場合、冬場は庭で育てた花を部屋に飾るのが難しい。造花であれば季節を問わず入手しやすく、非常時にしばらく手入れができなくても枯れて虫が発生するリスクがない。

 道内はここ10年で管理しやすくコンパクトな住宅の人気が高まった。特に30代までの若い世代では樹木を植える人が減り、相続した庭の樹木の伐採依頼が増えた。樹木は花粉や落ち葉が近隣住民とのトラブルになる恐れから敬遠されるようになった。

 1990年代にガーデニングブームが到来。手入れの大変さから2000年代にはイングリッシュガーデンがもてはやされた。住居への価値観が変化して管理コストを下げるため庭の縮小が進んだ。余ったスペースには人工芝などの設置が広まった。

 日当たりの悪い場所にも導入できる人工樹木や造花のレンタル事業を手掛ける。季節に合わせたフラワーアレンジメントをオフィスやマンションのエントランスや応接室などに設置。華やかでリラックスできる空間を演出する。3密を避けた非対面のウェブ会議時に映り込む背景にも最適だ。

日当たりの悪いエントランスでも華やかなリラックス空間演出が可能

 テーブルに置ける20―30cmのSサイズ、飾り台に置く50―70cmのMサイズ、床置きの100―130cmのLサイズを用意。毎月交換と3カ月交換のプランから選択できる。

 庭には葉の色の種類が豊富なカラーリーフを提案する。寒さに強い品種があり、花の咲かない時期でも葉の美しさを楽しめる。水やりや肥料の手間が少なくオフィスやファミリー層でも導入しやすい。

 19年に事業拡大と冬の雇用創出のため、埼玉に拠点を追加。コロナ禍では現地に行かない仕事が増えたという。オンライン会議システム「Zoom」を用いた非対面の打ち合わせに対応。設計ソフトを用いてその場でデザインし、打ち合わせ時間の短縮を図る。これまでのIT化と遠隔地からの営業経験が受注を後押しした。

 関東エリアでは高層ビルのミーティングルームの人工植物を用いた彩りある空間づくりを手掛けた。戸建ては木製のガレージや物置の人気が高まっている。無機質なスチール製にはない温かみある木材の庭との調和が消費者の心をつかむ。

 関本七重社長は、人の集まる場所に出掛けるリスクを避ける動きが出ていることから、消費者のガーデニング需要増加を見込む。「普段は手入れの簡単な生花と造花を併用し、週末には田舎の空き家を別荘にリフォームして家族で庭を楽しむ生活スタイルなどを提案したい」と話している。

(北海道建設新聞2020年7月20日付3面より)


会社探訪記 一覧へ戻る

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

株式会社クリエイター
  • 北海道水替事業協同組合
  • 川崎建設
  • 日本仮設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

工事が順調に進展 仮称・苫小牧中央インター線
2020年06月16日 (2,327)
2人暮らしに最適な平屋提案 内池建設
2020年10月08日 (1,537)
若返る新さっぽろ(上)医療・教育施設が核
2020年09月30日 (1,502)
若返る新さっぽろ(下)厚別区全体へ波及を
2020年10月02日 (1,352)
道内建設会社 毎週5社のペースで消える
2020年08月31日 (1,059)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 「建築の聖地」メムメドウズの10年new

「建築の聖地」メムメドウズの10年
独創的な住宅が点在する次世代住宅研究施設が誕生して10年。世界的にも類を見ない建築群のこれまでと現在を追った。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第1回「街並みに調和する外壁の色」周囲と調和し、その建物も映える色を見つけたいところです。

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第193回は「酒豪」。お酒に強くても醜態をさらしてはただの飲兵衛。節度をもって周りと接してこそです。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第1回「行政書士ってどんな仕事?」雑多な手続きを一切合切担います。何でも相談してみてください。