登録前の前年と比べ4倍超に
7月11日にグランドオープンした「道の駅るもい(るしんふれ愛パーク)」への来場者が激増した。開業後1カ月で約5万1000人が訪れ、道の駅登録前だった前年7月の約1万2000人に比べ4倍超となった。道の駅誕生や深川留萌自動車道の全線開通効果のほか、「ゴールデンビーチるもい」に来た観光客らが道の駅に立ち寄ったことが増加につながったとみられている。
7月11日の開業後、1日当たり平均して平日は約1500人、土日祝日は約4000人が来場し、1カ月で約5万1000人が訪れた。2019年度の来場者数は約10万人。わずか1カ月で19年度の半数に届いた格好だ。深川留萌道の利用は倍の1日1万台となり、増毛町や小平町にも効果が波及したとしている。
ことし3月に登録となった道の駅では先行し、6月に地域農水産物を使った、たこ串焼きやハンバーガー、揚げかまぼこ、たこ焼きを提供するチャレンジショップ4店と、数の子などお土産を販売するアンテナショップがオープンしにぎわっている。
市では今後の課題として駐車場の収容力、道の駅への誘導、既存管理棟以外でテークアウト品を持ち込める屋内休憩施設の確保などを上げている。
これらの課題に対応するため、21年度に駐車場を拡張し大型車の駐車スペースを入り口付近に配置することや、誘導看板の国道設置などを留萌開建と協議している。
また、市は来訪者との交流や市内の観光・買い物情報発信、子育て機能など多様な役割を担う屋内交流・遊戯施設新設(RC造、平屋、延べ750m²)に着工する予定で、22年度の供用開始を目指している。事業費には5億9900万円を見込む。(留萌)
(北海道建設新聞2020年8月25日付12面より)