送水管、配水池を新設
倶知安町は、リゾート開発が進む山田地区の水道施設整備に2021年度からの8カ年で総事業費68億7000万円を投じる計画だ。施設別では送水管新設と新中区配水池新設に、それぞれ20億円以上を試算。21年度は、比羅夫4号・5号井戸新設や低区配水池仮設設備などに合わせて3億3900万円を見込んでいる。
山田地区では近年、相次ぐホテルやコンドミニアム建設で水道需要が急増。19年1月1日には最大配水量が2924m³と、供給能力のほぼ100%に達した。町は、28年度に1日当たりの最大配水量が6000m³になる見通しであることから施設増強に取り組む方針だ。
当初は高区配水池の増強を予定していたが、急傾斜地で崩落防止対策の必要があるため、本年度に入り計画を変更。新比羅夫浄水場と新中区配水池の整備などにより、28年度までに1日6167m³の水量確保を目指すこととした。
21―28年度事業費の内訳は、工事が65億5500万円、委託が3億1500万円。施設別では送水管新設が20億3100万円、新中区配水池新設が20億円、新比羅夫浄水場新設が12億5900万円などとなっている。
年度別事業費を見ると、22、24、25年度でそれぞれ10億円以上を予定する。
21年度は、工事で比羅夫4号・5号井戸新設に2億円、低区配水池仮設設備に6000万円、4号・5号仮設導水管設置に300万円を投じる。委託は新比羅夫浄水場新設実施設計に3500万円、送水管新設実施設計に3000万円、新中区配水池新設実施設計に1100万円を見込む。
(北海道建設新聞2020年9月2日付11面より)
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