心に残る空間描き出す 旭川市で建物アート展

2020年09月05日 08時00分

改築後なくなる市総合庁舎の小型模型など各作者の心象風景が並ぶ

 心に残る空間を新たな表現で描き出す―。模型や絵画、詩などさまざまな手法で旭川市内をはじめとする建築物の魅力を伝える「建物アート展vol・4」が6日まで、フィール旭川5階のギャラリージュンクで開催されている。

 旭川の歴史的建築物の保存を考える会の主催で、2016年から開催を始め、今回で4回目。来場者は毎回増え、19年度は約130人が来場した。

 「建物はアート。」をテーマに、建築に備わった魅力を表現する作品が並ぶ。旅先で出会った建物、長年街並みを形成した建物、想像上の建物、今はない建物など心に残る建築の機微を出品者独自の手法で再構築。会場には、プロやアマチュアの作者28人の油絵、切り絵、写真、版画、染め物、模型、ペーパークラフト、漫画、陶器など多種多様な作品73点が展示されている。

 同会の間藤悠史建築賞担当は「単なる住む道具とならない建物の美しさを伝える催し。新しい建築も古い建築もあり、回顧にも発見にもなる場所」と説明し、多くの来場者を期待している。(旭川)

(北海道建設新聞2020年9月2日付10面より)


関連キーワード: 建築

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 北海道水替事業協同組合
  • オノデラ
  • 古垣建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,379)
藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (1,340)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,319)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,306)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,019)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。