札幌開建と札幌駅前通まちづくり株式会社は、石狩・空知管内の見どころなどを発信する「秋のみりょく2020」を、札幌駅前通地下歩行空間(チカホ)の北1条西側エリアで10月9日まで開催している。
「北海道みりょく発信プロジェクト」として、道内各地の情報をPRするために2012年からスタート。季節ごとに工夫を凝らし、見どころを展示などで紹介している。今回は、マイクロツーリズムなどにつなげ、新型コロナウイルスで落ち込む地域の観光を活性化するきっかけになればとの狙いもある。
設置したブースでは、両管内の観光パンフレットを配布しているほか、シーニックバイウェイのポスターを展示。
これに加え、今回は19年5月に日本遺産に登録された「炭鉄港」についても空知総合局の協力で大きく取り上げた。空知の石炭、室蘭の鉄鋼、小樽の港湾という産業遺産のつながりに焦点を当てた取り組みから、さらに広範囲での地域の魅力発信を目指す。
(北海道建設新聞2020年9月10日付12面より)