農業地帯形成貢献を評価
15、16日の2日間、オンラインで開催されている国際水圏環境工学会アジア・太平洋地域部会(IAHR―APD)において、「石狩川流域の治水・利水施設」が「水遺産賞」に選定された。本道経済を支える農業地帯形成に貢献した功績が評価され、施設管理者である北海道開発局と道に賞状が贈られた。
同部会は札幌市で開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大を鑑みてオンライン上で開催した。
「水遺産賞」は開催国の重要な水施設に贈られる賞で、1869年開拓使設置以来整備されてきた捷水路(しょうすいろ)、築堤や護岸など石狩川流域全体のさまざまな治水・利水施設を選定。治水による安全度向上のほか、排水性の向上で水田の耕作域が増大し、本道の経済的発展につながったと評価された。
(北海道建設新聞2020年9月16日付1面より)