金山ダムと神居大橋が道内の「土木遺産」に

2020年10月01日 15時00分

 土木学会は、2020年度の選奨土木遺産を決定した。道内からは「金山ダム」と「神居大橋」の2施設が選出された。北海道支部は11月18日に札幌ガーデンパレスで認定書授賞式を開く予定だ。

道内から選出された金山ダム(上)と神居大橋

 土木遺産の認定制度は、顕彰を通じて社会や土木技術者へのアピール、まちづくりへの活用を促すことを目的に2000年度に創設した。20年度は選考委員会が全国から26カ所を選んだ。道内での認定は46カ所となる。

 「金山ダム」(南富良野町)は治水と農業、水道、発電の多目的ダム。北海道開発局が北海道総合開発計画の下、中空重力式構造やフロート式取水塔などの先駆的技術を採用して1967年に竣工した。

 旭川市が管理する「神居大橋」は1938年に竣工。神居古潭に架かる補剛桁式つり橋で全長は107・3㍍。竣工後も数回にわたって当初の木製補剛トラスの形式を継承しつつ改修し、かつての姿を今に伝える貴重な橋梁となっている。

(北海道建設新聞2020年9月30日付4面より)


関連キーワード: 土木 歴史的建造物

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 古垣建設
  • 北海道水替事業協同組合
  • 日本仮設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,375)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,288)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,279)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,075)
藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (989)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。