札幌市は、地域交流拠点に位置付けている清田地区の拠点機能を向上させるため、官民連携によるまちづくりの基本的な考え方をまとめた。イオンモール札幌平岡の機能強化などを核に清田、平岡両地区の連携を強め、官民でまちづくりをする姿勢を明示。清田区総合庁舎などがある清田地区の拠点機能向上を図るため、近接する平岡3条5丁目地区との連携を進める考えだ。(2020年10月15日付2面に関連記事)
14日の市議会第1部決算特別委員会で、村瀬利英まちづくり政策局プロジェクト担当部長が明らかにした。市は、この基本的な考え方について11月にもパブリックコメントを募集する方針だ。
清田地区の取り組みとして、区役所周辺のにぎわい・交流創出に向け、市民交流広場の機能拡充といった効果的な手法を検討。区民センターの将来的な建て替えについては、区役所周辺への移転を原則として検討するなどの方針を示している。
一方、連携を図る平岡3条5丁目地区は、イオンモール札幌平岡の機能強化を核として、地域のイベントなどに活用できる広場やホール整備を構想。地域とイオン北海道、市が一体となって継続的に活用する仕組みを検討し、地域まちづくりの担い手育成につなげる。
両地区の取り組み効果を波及させるため、両地区間の移動手段の充実なども検討する。
(北海道建設新聞2020年10月15日付12面より)
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