札幌市建設局は、3・3・6西5丁目樽川通の道路拡幅と電線共同溝新設で、2021年度以降の残工事費に約3億5000万円を見込んでいる。160㍍を2カ年で施工する計画で、21年度は電線共同溝を整備。続く22年度に道路改良を進めて事業完了となる予定だ。
同通は、札幌都心部の北5条手稲通を起点に、北24条、麻生、新琴似地区を通り、石狩市の石狩手稲通を終点とする延長9740㍍の主要幹線道路。
このうち北19条線―宮の森北24条通の800㍍区間は、地下鉄や大学が近接していて、通過交通や歩行者、自転車の通行が多い。安全で円滑な交通確保などのため、道路拡幅と電線共同溝の設置に取り組んでいる。
04年度に事業着手。工事費には約20億円を試算し、20年度末までに640㍍の施工を終える見通し。21年度以降に進める区間は、北19条線から北19条中通までの延長約75㍍と、北23条中通から宮の森北24条通までの約85㍍となっている。
21年度に計画している電線共同溝整備は、NTTへの委託施工となる予定。工事費は約2億5000万円を見込む。
22年度は、同区間の道路改良に取り組む考え。現況幅員20㍍を、中央帯1㍍を挟み、両側に車道2車線6㍍、歩道4・5㍍、停車帯1・5㍍の計25㍍に広げる。工事費は約1億円をみている。
(北海道建設新聞2020年11月20日付10面より)