概算事業費は1、2工区合わせ5億円
新十津川町は、2021年度にふるさと公園再整備の第1工区に着工する。眺望エリアの築山改修やキャンプエリアのオートキャンプ場化やWi―Fi整備などに取り組む予定だ。Wi―Fi整備以外は一括して発注する考えで、早ければ8月上旬にも指名競争入札する。1、2工区合わせて概算事業費5億円を見込み、完成させる。
総進にあるふるさと公園は、1990年に開設した約50㌶の敷地に野球場や温水プール、イベント広場、キャンプ場、民間経営の宿泊施設などを集約した町の観光拠点。公園東側にある、あまり活用されていなかったエリアを大規模改修し、町内外の集客増による地域経済の発展を目指す。
整備対象エリアは①メインエリア②わくわくエリア③眺望エリア④キャンプエリア⑤自然エリア―の5つに分け、水遊び場や遊具、既存トイレの改修などに取り組む。眺望エリアとキャンプエリアを第1工区、メインエリアとわくわくエリアを第2工区としている。自然エリアは大規模改修せず、植樹の適正管理に努める。20年度は、都市整備コンサルタントが対象エリア全体の測量設計や第1工区の実施設計に取り組んでいる。
第1工区のうち眺望エリアでは、既存の築山を拡大し、上りやすいように階段等を整備するほか、頂上を平らにしてタイルなどを敷いて歩きやすくする。
キャンプエリアでは、オートキャンプ場化のため延長約100㍍、幅員約3㍍の園路を整備し、それに沿って駐車スペースを9台分整備する。既存トイレの大規模改修として便器の交換や内装改修などを予定している。
これらの整備とは別にキャンプエリアのWi―Fi整備に取り組む考え。Wi―Fi整備の発注時期は現在調整中。
第1工区の工事費は、Wi―Fi整備合わせて1億円前後を見込む。
今後のスケジュールは、22年度に大型遊具や水遊び場などを新設する第2工区に着工し、23年5月の大型連休ごろのリニューアルグランドオープンを予定する。
(北海道建設新聞2020年11月19日付8面より)