道東道夕張IC内でロータリー除雪車の自律走行を実演

2020年11月27日 15時00分

準天頂衛星システム「みちびき」を活用

 東日本高速道路北海道支社は25日、準天頂衛星システム「みちびき」を活用したロータリー除雪車の自律走行を道東道夕張IC内のテストフィールドで公開実演した。乗車するオペレーターがステアリングやブレーキに触れない状態で、ロータリー除雪車が設定されたコースを自動で走行し、路側帯との距離を調整したり、構造物を避ける様子を披露した。

衛星から送られた位置情報を基に白線に沿って自律走行するロータリー除雪車

 同支社は、事前に作成した高精度地図情報と衛星から送られる信号を組み合わせ、車両の正確な位置を運転席のモニターに表示する除雪車運転支援システムを2017年に開発。19年からはシステムを活用しロータリー除雪車の自動化に向けて開発を行ってきたが、ことしの秋に自律走行が実現した。雪氷対策高度化システムの総称を「ASNOS(アスノス)」と名付け、さらに開発を進める考えだ。

 ロータリー除雪車は、時速3㌔ほどのスピードで路肩部を除雪するが、雪に隠れて白線が見えなかったり、ガードレールや非常用電話などを避けなければならずオペレーターは熟練した技術が必要だ。自動化が実現することで、労働人口減少や熟練者の引退で担い手が不足する状況でも、安全で効率的な除雪体制が可能となる。

 市川敦史技術部長は「さまざまな雪氷対策を行っているが、いかに効率的に省力化できるかという点で自動化を進めている」と説明。準天頂衛星で特殊車両を自律運転する試みは国内外でも珍しいと強調した。

 今後は投雪装置の改良などさらに開発を重ね、22年度内のロータリー除雪車自動化完成を目指している。

(北海道建設新聞2020年11月26日付1面より)


関連キーワード: ICT 除排雪・雪対策

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

三井商船フェリー出張大作戦商品券プレゼントキャンペーン2022年11月1日(火)~2022年12月31日(土)
  • 古垣建設
  • 北海道水替事業協同組合
  • 日本仮設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

羽生結弦選手プロに
2022年07月21日 (4,199)
4町で新設方針も 十勝管内で道の駅整備機運高まる
2022年11月10日 (4,154)
22年度上半期ゼネコン道内受注高ランキング 首位は...
2022年11月09日 (3,506)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (2,559)
日ハムBP起工式 大林組・岩田地崎JV竹中所長の思...
2020年04月14日 (2,517)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 行政書士 new
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第26回「ヒューマンエラー対処法」職場全体で予防する環境を構築することが多様な人材の活躍につながります。

連載 旧双葉幼稚園
建築から1世紀

旧双葉幼稚園建築から1世紀
旧双葉幼稚園園舎が完成から100年を迎えた。園舎の歩みと次の1世紀に向けた取り組みに迫る。

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第243回「感染拡大」。ワクチン効力低下も原因です。若い世代への接種督励を。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第26回「暖炉とマントルピース」。コミュニケーションを円滑にする仕掛けが潜んでいそうです。