水素エネ拠点形成など盛る
室蘭市は、室蘭港長期構想の最終案をまとめた。物流機能や世界最大のクルーズ船寄港、防災減災機能の向上につながる戦略的な岸壁整備のほか、洋上風力発電の部材組み立てなどの拠点としての利活用を明記。長期的な視点で国際水素エネルギー拠点の形成も盛り込むなど大水深岸壁を有する室蘭港特有の構想案となっている。
11月30日に中嶋神社蓬殿で開いた長期構想の第3回検討委員会内で提示した。
構想の基本理念は「新たなものづくり・にぎわい・エネルギーを創り出す室蘭港」。物流・産業、人流・にぎわい、エネルギー、環境、安全・安心の5分野ごとに将来像を描き、これらの達成のための方針に沿って各施策を展開していく。
最終案に微修正を施した上で、市議会に報告。年度内に策定となる見通しだ。策定後は港湾計画改定に向けた取り組みなどを順次進める。
(北海道建設新聞2020年12月2日付9面より、一部を抜粋)
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2020年12月2日付の北海道建設新聞9面では、室蘭港長期構想で展開する施策の段階実施計画と取り組み内容を箇所付けで掲載しています。
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