屋内設置型の水耕栽培ミニプラント提案 GAC

2020年12月11日 15時00分

多品目を単一養液で生育

 循環型農業技術の開発を手掛けるGAC(本社・七飯)は、屋内設置型の水耕栽培ミニプラント「irene(アイリーン)H2O」を2021年4月に売り出す。メンテナンスフリーで農業の初心者や障害者でも安心だ。福祉施設の農福連携や学校の食育での導入を目指している。

土壌環境を再現した

 14年から七飯町内で稼働している植物工場の大型水耕栽培用プラントを小型化した。野菜と果物のほか、ディスプレー用の花など多品目を単一養液で同時に育てられる。連作障害が起きないため通年栽培で安定的に供給可能。養液が滞留しにくい水耕栽培用ベッドは繰り返し使える。

 水道水と独自開発の養液を混ぜ合わせて土壌環境を再現した。自然に近い状態で植物が根を伸ばしやすい。

 循環エアレーション養液温度管理システムを搭載する。塩・粉じん・アンモニアを除去した20度のエアレーションで好気性バクテリア90%と嫌気性バクテリア10%を維持。養液の腐敗と滞留を防ぐことで廃液をなくした。根は水流と泡で刺激して根腐れと不純物の付着を抑える。

 光源は仁光電機(同・函館)の太陽光を模した波長のLED植物育成灯「NSL―60」を採用。防水・防じん・防腐食デザインでIP65に対応。地下室や日当たりの悪い部屋での植物栽培を実現した。

 室温は15度以上を推奨。プラントにカバーをかけてLEDで保温すれば、冬でも野菜などを栽培可能だ。

 横200×高さ180×奥行き100cmと小型で、部屋の空きスペースに設置しやすい。価格は個別見積もり。

 GACの行島章公専務取締役は「水耕栽培を軸とした循環型農業のモデルを作り、世界に広めたい」と話している。

(北海道建設新聞2020年12月10日付3面より)


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