宮の森北24条通の延伸に伴い、新たに豊平川に架ける橋梁の名前が「北24条桜大橋」に決まった。市民などから広く募集し、地域の代表者らで構成する協議会での議論を経て札幌市が決定。路線名と、橋のたもとにある豊平川桜の杜にちなみ、分かりやすく親しみやすいことから選ばれた。東区と白石区をつなぎ、新たな交流が図られることが期待される。
同橋は橋長約320mと豊平川に架かる橋では3番目に長い。幅員22・8mの4車線で、上部形式は4径間連続細幅箱桁。工事期間は2013年度から22年度まで。
宮の森北24条通は、中央区宮の森を起点に西、北、東区にまたがり、地域住民にもなじみが深い道路。白石区側にある豊平川桜の杜は、春には多くの人が訪れ、地域の憩いの場として親しまれている。
募集は6月11日―8月3日の期間で実施。応募総数は683作品に上った。北24条桜大橋は、小学2年生の男子と40代女性の2人が発案。10月19日の協議会と、11月25日の検討委員会を経て、決定した。
(北海道建設新聞2020年12月16日付10面より)