2021年5月5日に開園70周年を迎える円山動物園は24日、周年記念のロゴデザインを発表した。機運醸成と周知を目的に募集したもので、広告活動やグッズなどに活用していく考えだ。
20年9月25日から10月25日までの間、ロゴデザインを一般公募したところ、全国から325点の応募があった。この中から6作品を候補に絞り、一般投票や選考委員会での最終選考の結果、ホッキョクグマの顔と手をモチーフとした札幌大谷大2年生の川勝遥さんの作品に決定した。
川勝さんは「大きな公募で自分のデザインが採用されるのは初めてで、とてもうれしい。円山動物園を訪れたときを思い出しながらデザインした」と振り返る。
加藤修園長は「非常に温かくてすてきなロゴ。1月1日から70周年イヤーとして事業を進めていく中で、存分に活用していきたい」と話していた。
この日は70周年記念事業も発表。「感謝と未来」をコンセプトに、これからも市民に愛され続ける動物園を目指す考えで、来年開業50周年を迎える市営地下鉄とのタイアップポスター掲示や、5月5日には誕生祭イベントなどを企画している。
(北海道建設新聞2020年12月25日付12面より)