道建設部建築局は13日、WTO政府調達協定対象である札幌医科大学付属病院既存棟改修第3期工事の開札結果を公表した。大成建設・伊藤組土建・岩倉建設の3社で構成する特定共同体が落札。税抜きの落札額は40億2000万円、落札率は92.3%だった。
2012年度から進めている札医大再整備の一環。付属病院既存棟の南・北病棟と中央診療棟[MAP↗]はSRC造、地下2地上11階、延べ5万762m²、外来診療棟がSRC造、地下2地上4階、延べ1万4328m²の規模。
施設の老朽化・狭隘(きょうあい)化が進行しているため、全面的な改修を進めている。全体を3期に分けて実施しており、最終となる3期目では、診療スペースの拡充と個室化や高度救命救急センターの機能強化などを実施する。
条件付き一般競争の標準型総合評価を採用。12日に開札し、参加業者は清水建設・岩田地崎建設・中山組特定共同体と落札業者の2者だった。
第1回定例道議会で承認を得た後、3月下旬に本契約を締結する見込み。完成は24年8月30日を予定する。
(北海道建設新聞2021年1月14日付4面より)