「K―1デッキ」のバリエーション強化 ケーワンシステム

2021年03月01日 15時00分

新たに耐震タイプを用意 積雪寒冷地向け高耐久仕様も検討

 ケーワンシステム(本社・札幌)は、メンテナンス性に優れる屋外ウッドデッキシステム「K―1デッキ」の製品バリエーションを強化している。文教や遮音、耐風圧などに加え、耐震タイプを用意。今後は、落雪に耐えられる積雪寒冷地向けの高耐久仕様を検討していて、幅広い製品ラインアップで市場のさまざまなニーズに応えたい意向だ。

 K―1デッキは、耐食性や耐震性に優れた屋外向けのウッドデッキシステム。床下地の主要部材には日本製鉄のZAMを用い、支持脚は万協(本社・東京)のスラブロックを採用する。上に敷くウッドデッキはリサイクル再生木材や天然木など用途に合わせて選べる。

 年々、バリエーションを増やしている。文教playタイプは幼稚園や保育園、老健施設に向けた製品で、日本産業規格の「JIS A 6519」に準拠し、体育館床に求められる安全性を備える。転倒衝突時の安全性を最優先した安価版のスタンダードや、緊急時など車両が乗り入れても耐えられるストロング5tも用意する。

 特殊仕様は、耐風圧タイプと遮音タイプをそろえる。耐風圧タイプは沿岸部のリゾート施設やヨットハーバーに向けた製品。田島ルーフィング(本社・東京)の防水層保護材「バリキャップ」を使い、支持脚の設置面積を大きくすることで引っ張り強度を高め、強風でも吹き飛んだり壊れないようにした。

 最近は耐震タイプを用意した。関東圏を中心に商業施設や高層ビルでK―1デッキが採用される事例が増えていて、災害に強い製品を設けることとした。

 道立総合研究機構建築研究本部の建築性能試験センターに依頼し、耐震性能を調べた。試験体を振動台に設置し、一方向の波動で外力を与える試験。600と980ガルの加速度で15秒間振ったところ、いずれもフレーム部の破損は見られなかった。市中で想定される大抵の揺れには対応できる強度だという。

北総研で実施した耐震試験の様子

 今後は、積雪寒冷地での使用を想定し、重たい雪や氷が落ちても耐えられる仕様を設けたいと考えている。引き続き北総研に試験を依頼し、性能を確認した上で製品化したい考えだ。

 原田慶一社長は「外部の研究機関に依頼し、耐荷重試験や塩水噴霧試験をしながら、K―1デッキの優位性を数値に表してきた。試験データの裏付けを持ったウッドデッキ製品は業界で少なく、施主や設計会社から支持されている。これからも全国各地のさまざまな設置ニーズに応えたい」と話している。

(北海道建設新聞2021年2月26日付3面より)


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