サケ・マスの自然産卵環境拡大へ 斜里町がGCF

2021年03月03日 15時00分

可搬魚道を川に設置

 斜里町は2021年度、サケ・マスの自然産卵環境保全拡大を目的にガバメントクラウドファンディング(GCF)に乗り出す。目標額は300万円。魚道が付いていない川やサケが上れなくなっている場所に少額でできる魚道を設置する。今後は必要に応じ町の事業として改修する予定だ。

 16年度に斜里町地域水産業再生委員会の取り組みとして環境調査を開始し、17―19年度はオホーツク南部広域水産業再生委員会として網走市と連携。国の補助を活用しながら遡上(そじょう)の妨げになっているものがないか、産卵に適した場所はどこかを調査した。

 20年度はホームセンターで購入できる材料を使って製作した可搬魚道をウエンベツ川に設置した。

 GCFを活用し、21年度はウナベツ川に可搬魚道を設置する予定。このほか、魚道清掃や調査などに充てる考えだ。募集時期や期間は調整中。

 馬場隆町長は「共感してもらうことが大事。よりよい町づくりのために取り組みたい」と話している。(網走)

(北海道建設新聞2021年3月2日付11面より)


関連キーワード: クラウドファンディング 河川

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • オノデラ
  • 川崎建設
  • 日本仮設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (3,012)
おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,400)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,351)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,253)
おとなの養生訓 第126回「なぜ吐くのか」 空腹時...
2017年12月22日 (848)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。