地場産野菜で健康に 美警が健康経営ブライト500に認定

2021年03月30日 15時00分

 釧路市音別町で採れたフキ、キクイモ、シイタケをふんだんに使った食事で健康と地産地消を―。

 警備業の美警(本社・釧路市)は22日、通算5回目となる野菜摂取イベントを開き、従業員や取引先に炊き込みご飯のおにぎりとけんちん汁を振る舞った。

従業員らに振る舞った野菜たっぷりメニュー

 同社は4日、健康経営優良法人2021中小規模法人部門の中でも点数上位者が選ばれるブライト500に釧根管内から初めて認定された。健康診断結果に基づく個人指導、運動の促進、60歳以上の腫瘍マーカー検査費全額補助などで従業員の健康増進に努めていて、野菜摂取イベントもその一環。昨年9月以降1―2カ月に1度のペースで開催している。

 地場産を中心に野菜の摂取量を増やしてもらうきっかけにしようと、女性従業員らの協力も得て毎回100食を用意し、従業員や取引先に提供している。

 今回は同社が音別地区で加工場運営を手掛けていることもあり、地産地消の観点から音別産の食材3種に着目。ニンジン、ダイコン、シメジ、ゴボウ、コンニャクなども使い、健康的なメニューに仕上げた。おにぎりは薄味ながら素材のうまみが感じられ、具だくさんのけんちん汁と共に食べればちょうど良いバランスだ。

 「就業時間が不規則なこともあり、従業員の肥満度が高いと感じていた」という三上葉月社長が、SDGsの概念も取り入れた健康経営にかじを切ることを決断した。

 本格的に始動したのは昨年6月に工藤直弘経営推進室長が入社してから。陸上自衛隊で糧食担当の経験があり、食品や衛生管理などの知識が豊富。それが野菜摂取イベントにも結び付いた。

 三上社長は、健康経営を会社の中核となる長期的戦略と位置付けている。「人材確保が困難なこの時代、従業員は何者にも代え難い会社の資産。高齢者にも若い人にも安心して働ける会社・業界にしなくては。それはユーザーへのアピールにもつながる」と話す。

 ただ、今回の認定はあくまで通過点。申請段階では盛り込まれていなかった従業員の意識調査も既にスタートするなど、働く人全てが心も体も健康でそれぞれの業務に当たれるよう随時取り組みを進化させる考えだ。(釧路)

(北海道建設新聞2021年3月29日付15面より)


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