札幌パークホテル建て替えへ概略設計進める

2018年02月09日 20時30分

建て替えへ準備が進む札幌パークホテル

 札幌パークホテルの建て替えについて、施設を保有する不動産業のサンケイビル(本社・東京)は、2022年の開業を目標に概略設計を進めている。着工時期は20年の東京五輪が終えた後と位置付け、それまでに概要などを固める。ホテルがある中島公園は、札幌市が検討する大規模国際会議場の候補地の一つに挙がっているため、実現すれば併設する形となる。市は3月末まで建設場所の結論を出すとしており、周辺エリアの再開発に影響を及ぼすことからも動向が注視される。

 外国人観光客の増加を背景に近年、中島公園周辺では既存ホテルを国内外の企業が取得してリブランドオープンするなど設備投資の動きが相次ぐ。そうした中、札幌パークホテルも老朽化が著しいことから建て替え計画が浮上。サンケイビルは、より施設の効果を高めるため、市に国際会議場の併設を提案しており、両者で方向性について協議を進めている。

 新ホテルの概要やスケジュールは明らかになっていないが、同社担当者は「現在もホテルが営業しているだけに、タイミングを見ながら、敷地内でどのような工程になるのか精査している」と状況を説明する。同社は東京や広島などでもホテル計画があることからも、建て替え時期に関しては「東京五輪が終わり、落ち着いたところで動きだすのでは」(担当者)と話している。

 こうした動きに合わせ、周辺エリアも慌ただしくなってきている。パークホテルのすぐ近くにはヤマハセンター跡地があり、敷地面積が約6700m²のまとまった土地だけに有効な活用が期待される。所有するヤマハ(本社・浜松)は「売却に向けて現地の担当者が準備を進めている」とし、再開発の動きが待たれる。

 札幌市が建設を検討する大規模国際会議場は、中島公園のほか、18年に閉館する地下鉄西11丁目駅周辺のさっぽろ芸術文化の館跡地も候補に挙がる。3月にも結論が出るもようで、いずれの候補地に決まった場合もPFIなどの整備運営手法に関する調査に4月から着手するほか、施設設計も進めていく考えだ。

(北海道建設新聞2018年02月09日付2面より)

再開発マップへ


ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 川崎建設
  • web企画
  • 日本仮設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

札幌円山整形外科、病院改築を5月末着工へ🔒
2022年03月14日 (3,569)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (2,741)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (2,325)
モントレ札幌、10月末閉館 新ビル含め利活用検討
2022年08月26日 (2,216)
札幌円山整形外科、隣接地で病院改築🔒
2021年08月02日 (2,123)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓 new

おとなの養生訓
第239回「がんと運動」。1日20分のウォーキングでも、始めたその時から効果が。

連載 宇宙への道
大樹から広がる近未来

宇宙への道 大樹から広がる近未来
LC1射場着工で開かれ始めた宇宙への道。これまでの歩みを振り返りつつ、新時代への課題を探る。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第24回「手描きパースの不思議」。イメージを伝える際に、手描きならではのお得な側面も。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第23回「モヤモヤ課題解決方法」直面した課題を言語化することが、解決への道となります。