札幌駅北口8・1地区市街地再開発組合(札幌市北区北8条西1丁目、田中重明理事長)の分譲マンションやオフィス、店舗、ホテルなどからなる48階建ての複合ビルが着工した。完成は2023年12月の予定。施工は主体、設備一括で大成建設・伊藤組土建・スターツCAM共同体が担う。

工事の安全を願いクワ入れをする田中理事長
北区北8条西1丁目1の1の敷地に、JRタワーと並ぶ高さ175mの超高層ビルを建設する大規模プロジェクトだ。
2棟構成でエリア西側のA棟はRC一部S造、地下2地上48階、延べ9万8941㎡、東側のB棟はRC一部S造、地下1地上14階、延べ1万4432㎡の規模となっている。
A棟は大和ハウス工業や住友不動産、東急不動産、NIPPOが手掛ける計632戸の分譲マンションのほか、東京建物の事務所、多目的ホール、店舗などで構成。地下部は地下鉄東豊線さっぽろ駅コンコースを北側に延伸し、新ビルと地下通路でつなげる。B棟はスターツコーポレーションのホテルや店舗が入る予定だ。
基本設計は日本設計とドーコン、実施設計は大成建設が担当した。
3日に地鎮祭を開き、田中理事長がクワ、大成建設の平島信一執行役員札幌支店長がスキを入れ、工事の無事を祈った。
(北海道建設新聞2020年07月06日付2面より)