再エネ100%に 札幌市時計台が使用電力切り替え

2021年04月03日 10時00分

 札幌市は3月31日、国指定重要文化財の札幌市時計台について、きょう1日から使用電力を再生可能エネルギー100%に切り替えると発表した。道内の国指定重要文化財としては初。国内外から多くの人が訪れる観光名所であることを生かし、SDGsやゼロカーボンシティの取り組みのPRなどにつなげたい考え。

使用電力を全て再エネ由来とする札幌市時計台

 中央区北1条西2丁目にある札幌市時計台は、1878年に建築し、1970年に国の重要文化財に指定された。規模はW造、2階、延べ831m²となっている。

 施設の指定管理者を担うエムエムエスマンションマネージメントサービスが市のゼロカーボンシティ宣言などに賛同。道内のJ―クレジットを購入することで、使用する電力を再生可能エネルギー100%とする。夜間ライトアップも含めた全館の電力が対象だ。

 市は、市有施設の使用電力を再生可能エネルギー100%に切り替えることを検討中で、時計台の取り組みを先駆けと位置付けている。

(北海道建設新聞2021年4月1日付20面より)


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