国家公務員共済組合連合会(KKR、東京都千代田区九段南1丁目1の10、尾原栄夫理事長)は、移転新築を計画しているKKR札幌医療センター斗南病院について、今後、施工業者を決め、11月ごろの着工を予定している。
現在の斗南病院は札幌市中央区北1条西6丁目に所在。KKRでは現病院の老朽化や狭あい化などから建て替えを決め、中央区北4条西7丁目3の1ほかの道有地に移転新築する。
新病院はS造、地下1地上12階、延べ2万1465m²の規模で構想。フロア構成は1階が救急外来、2階が外来、3階が検査などのスペース、4階が手術室、5階が医局、6-10階を病室とし、11階にリハビリスペースを設ける計画としている。
病床数は現状と同じ243床とする。手術室は7室あり、手術の安全性などを高めるハイブリッド手術室も用意する。
建設地は50年間定期借地することで道と合意している。基本・実施設計、工事監理は大建設計が担当。2016年7月末ごろの完成を目指している。
(北海道建設新聞2014年05月29日付2面より)