
美唄市豊葦町の水田に降り立った渡り鳥
渡り鳥たちのように過ごせる日はいつになるのだろうか―。岩見沢市など一部では記録的大雪を記録し、厳しかった空知の冬が明け、春の訪れを告げるように渡り鳥が多数飛来している。
例年3月ころから、マガンやハクチョウなどの渡り鳥が美唄市の宮島沼をはじめ、北海道に飛来する。水田で餌をついばみ栄養補給をした後、4月下旬にはロシアなどに向けて旅立っていく。ことしは積雪が多かったが雪解けも早く、おおむね例年通りの飛来となった。
昨年からのコロナ禍で人々の生活は一変したが、そんなことは関係なしと言わんばかりに、渡り鳥たちは例年通りに空知管内に現れ、そして飛び立つ。
渡り鳥が飛び立つ頃、建設業界は着工期に突入する。一刻でも早くいつもの生活に戻れるよう、ことしも感染症に注意を払いつつ、安全対策に取り組まなくてはいけない。(岩見沢)
(北海道建設新聞2021年4月21日付10面より)