
色鮮やかな花を丁寧に植え込んだ
造園・園芸業者など39社で構成する札幌市花壇推進組合(石村寛人組合長)は22日から2日間、大通公園で春花壇の造成に取り組んでいる。ことしも色とりどりの花が風に揺れ、春の訪れを告げる。道行く人が思わず足を止めて、花壇に見入っていた。
1952年から続く取り組みで、今回で70回目。東京五輪マラソン・競歩の競技会場などを除く西5、7丁目で、花壇13カ所に計1万1661株のパンジーを植える。西5丁目の一角を担当した横山造園(本社・札幌市西区)は初日、午前8時半ごろに作業を開始。縦3m、横5mの花壇に白、赤、黄、青のパンジーを植え込んだ。
同社の藤井邦博さんは「いかにきれいに見えるか、植え方を工夫している」と話し、花の向きや高さに注意して作業を進めた。「通る人にいいねと思ってもらえれば」と期待を込めた。
(北海道建設新聞2021年4月23日付14面より)