洞爺湖に浮かぶ中島で湖の森博物館がオープン

2021年05月08日 10時00分

自然環境学べる観光拠点に

 洞爺湖に浮かび、洞爺湖、壮瞥の両町にまたがる中島で、洞爺湖町が整備していた中島・湖の森博物館が4月28日、開業した。湖や中島の自然環境などを学ぶことができ、観光拠点として大きな役割が期待されている。

洞爺湖・中島の玄関口として大きな役割が期待される

 中島では町が保有する森林博物館が長年、観光客への情報発信施設としての役割を務めてきたが、1954年の完成で老朽化が進行。このため、隣接地の壮瞥町中島2418林班国有林内に新博物館を建設した。

 新施設はW造、平屋、延べ410m²の規模。総事業費2億7863万円を投じた。施工は主体が須藤建設・加藤建設共同体、機械がゴウダ・斉藤設備工業共同体、電気が阿部電気工事。展示設置を丹青社、ICT関係をNECネッツエスアイが手掛け、設計は奥山建築設計が担当した。

 博物館の名称は道内外から219点の応募があり、とうや小6年の和泉莉音さんの作品を選んだ。展示は3ゾーンに分け、「ジオパーク情報」「洞爺湖と中島の自然」「島内の散策情報」を順に知ることができる仕組みとなっている。

 建物内には島内散策ルートへのゲートを設け、休憩や湖を眺めることができるテラス付きのカフェを併設した。

 開館は4月下旬から10月末までだが、町と協定する酪農学園大が島内のエゾシカの生態調査に通年利用する予定だ。

 関係者48人が参加してオープニングセレモニーを開催。真屋敏春町長は「洞爺湖の自然、歴史、文化、観光の教育に生かすとともに、中島の森の中にも足を運んでいただくための情報発信施設になれば」と期待した。

 大西智町議会議長は「多くの町民や利用者から望まれていた施設。観光の礎の一つになってほしい」と願った。

 続いて、展示コーナーの資料寄贈や施設整備の功労者に町が感謝状を贈呈。両町の町長や施設名を発案した和泉さんらがテープカットし、無事完成を祝った。

 町の担当者は「中島を観光客に知ってもらえる施設になった。コロナ禍ではあるが、訪れた皆さんに楽しんでもらいたい」と話していた。(室蘭)

(北海道建設新聞2021年5月6日付11面より)


関連キーワード: 文化施設 胆振 観光

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

三井商船フェリー出張大作戦商品券プレゼントキャンペーン2022年11月1日(火)~2022年12月31日(土)
  • 古垣建設
  • 北海道水替事業協同組合
  • オノデラ

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

羽生結弦選手プロに
2022年07月21日 (4,118)
4町で新設方針も 十勝管内で道の駅整備機運高まる
2022年11月10日 (4,090)
22年度上半期ゼネコン道内受注高ランキング 首位は...
2022年11月09日 (3,369)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (2,674)
日ハムBP起工式 大林組・岩田地崎JV竹中所長の思...
2020年04月14日 (2,518)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 旧双葉幼稚園
建築から1世紀new

旧双葉幼稚園建築から1世紀
旧双葉幼稚園園舎が完成から100年を迎えた。園舎の歩みと次の1世紀に向けた取り組みに迫る。

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第243回「感染拡大」。ワクチン効力低下も原因です。若い世代への接種督励を。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第26回「暖炉とマントルピース」。コミュニケーションを円滑にする仕掛けが潜んでいそうです。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第25回「従業員のメンタルヘルス」セルフケアなどストレスに対処するための心理教育活動が大切です。