地熱発電事業などを手掛ける町おこしエネルギー(本社・兵庫県加古川市平岡町新在家1379の1、沼田昭二社長)の仮称・掘削技術専門学校がこのほど完成した。掘削技術者を育成する専門学校の完成は日本初で、不足する技術者の育成を推進する。
場所は白糠町大楽毛34の4。校舎棟はS造、平屋、延べ358m²の規模で事務室や保健室、教室2室を有する。寄宿舎棟はW造、2階、延べ1373m²の規模で、学生用40部屋、教員用7部屋、食堂が入る。資材保管庫として利用するD形ハウスはS造、平屋、延べ540m²の規模で3棟設置。設計・施工は八百坂建設が担当した。
技術系2コース、監理系1コースの計3コースで、定員は80人を想定する。
6月の道私立学校審議会で設置認可を得た後、運営を担う仮称・学校法人ジオパーク学園を設立し、2022年4月の開校を予定する。
同社経営企画部門の森下俊介部門長は「掘削の技術者は全国的に不足している。高校生だけでなく、幅広く人材を募集する」と話した。
(北海道建設新聞2021年5月19日付9面より)