カナモトと岩崎が地盤改良で提携 システム普及目指す

2021年05月27日 10時00分

3Dマシンガイダンス油圧ショベル×アプリでICT施工

 カナモトは、ICT施工ソリューション企業の岩崎(本社・札幌)と業務提携し、地盤改良管理システムの普及を目指す。自社の3Dマシンガイダンス油圧ショベルに岩崎の専用アプリを組み合わせることで、表層、中層、深層の各混合処理工法でICT施工を導入できるようにする。今後は、相互の連携を深めながら全国規模でサービスを拡充。ニシケン(同・福岡)やソーキ(同・大阪)、ユナイト(同・東京)などレンタル系子会社8社を中心にノウハウの蓄積と共有化を進める意向だ。

表層や中層のほか、深層向けのMITS工法にも対応する

 ICT施工ソリューションの普及推進に向け、25日に業務提携を結んだ。岩崎はカナモトに対し、UniStrong Japan(本社・神奈川県厚木市)の代理店として扱う米国ヘミスフィア製の機材を優先的に提供するほか、地盤改良管理システムを3Dマシンガイダンス建機に実装してもらう。

 セメント系固化材や土砂を撹拌(かくはん)混合する表層、パワーブレンダーを使った中層、MITS(ミッツ)工法として中圧噴射でスラリー状セメント系固化材を添加する深層の混合処理に対応する。いずれも油圧ショベルにチルトセンサーやGNSS受信機、車載モニターなどを搭載して、施工位置と改良深度を管理。国土交通省のICT施工出来形管理要領に準拠する。

 オペレーターは、画面を見るだけで施工地盤の改良状況を把握でき、熟練度に左右されず施工品質の均一化や作業効率の向上が図られる。区画割りや改良体の位置データは事務所内のシステムで事前に作成するため、現場作業の軽減も期待できる。油圧ショベルが複数稼働する現場では、データの統合処理や一括管理することが可能だ。

 従来型の地盤改良工事は、現場に設置した丁張りを基に区画割りをするほか、レベルやスチールテープで直接測定して出来形を管理する。1日の施工数量が増えれば現場投入する重機も増やさなければならず、管理負担が課題だった。

 地盤改良管理システムは岩崎が企画し、ソフトウエア企業のビィーシステム(本社・札幌)がシステム開発した。表層と中層向けは2011年にNETIS(新技術情報提供システム)に登録し、VE評価を受けた。

(北海道建設新聞2021年5月26日付3面より)


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