長流枝スマートICに対応
音更町の町道旭中央幹線6・04㌔と国見通1・51㌔が、2021年度内に道道へ昇格する見通しだ。道東自動車道の仮称・長流枝スマートIC設置によるアクセス向上や交通量の増加に対応する。昇格後はスマートIC新設による利用状況などを見ながら、整備が進められる。
長流枝スマートICは道東道音更帯広IC―池田IC間に設置予定で、27年3月の完成を目指している。開通により十勝川温泉、とかち帯広空港までの移動時間短縮や家畜などの輸送効率化が期待される。
スマートICからは新設する町道長流枝スマートインター線を通り、道道長流枝内木野停線に接続。そこから旭中央幹線を抜けると十勝川温泉や国道38号につながる。
旭中央幹線は車道幅員6mの片側1車線道路。長流枝内木野停線は帯広建管が延長約1・5㌔の拡幅を検討していて、旭中央幹線との合流点から西側の3・83㌔は町道となる。
国見通は道道帯広新得線、帯広浦幌線に挟まれた片側2車線で、車道幅員は18m。05年の上士幌士幌音更線道道昇格により町道へ降格した。帯広圏都市交通マスタープランによる帯広、幕別、音更、芽室の1市3町を結ぶ環状道路の形成が進む中、国見通は町道ながらルート上に位置する。整備を進めるため再び道道に昇格させる。これに伴い上士幌士幌音更線の1・6㌔は町道に降格する。
(北海道建設新聞2021年6月3日付11面より)