留寿都村が役場庁舎の建て替えを検討

2021年06月05日 10時00分

他の公共施設と複合的活用も

建て替えが有力視される留寿都村役場

 留寿都村は、老朽化が著しい役場庁舎の再整備について建て替えを軸に検討を進める考えだ。スケジュールは未定だが、他の公共施設を含めた複合的な活用も視野に入れ、方向性や整備の在り方を議論する方針。

 留寿都175[MAP↗]にある現庁舎は1963年の建設で、78年に増築。RC造、2階、延べ1439m²の規模となっている。

 99年に外壁改修を施すなど必要に応じて補修してきたものの、2013年度の耐震診断で増築部を含め構造判定指標が基準値を大きく下回り、耐震化の必要性が判明。15年度から再整備の方向性を協議してきた。

 総務課の担当者は「老朽化が激しく、耐震補強や大規模改修は十分な効果が見込めないと考えている」と話す。今後は改築を軸に検討し、事業費や規模感、建設時期など詳細を詰めたい考えだ。

 建て替えの場合、老朽化が進む村内公共施設などの機能を集約し、複合的な庁舎とすることも念頭に置く。

 後志管内では21年度に入り、倶知安町など3町村で役場新庁舎が相次ぎ完成。未耐震は留寿都村のほか、小樽市、喜茂別町、積丹町の4市町村となった。

(北海道建設新聞2021年6月3日付13面より)


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