北海道開発局はことし7月で開局70周年を迎えることから、北海道開発のあゆみをたどる特設ホームページを同局ホームページ内に30日、開設する。これまで実施してきた施策、事業を紹介する「開発局70年史」、開拓時代を含めた本道の開発事業エピソードを取りまとめた「北海道開発のあゆみ」をメインコンテンツとする。また、北海道の魅力やインフラを紹介する動画コンテストの作品募集を7月1日から始める。
開発局の70年史は全編で4章構成。本道の総合開発行政のあゆみ、開発事業の推進、開発を支えた技術と資料編に分かれ、治水、道路など各事業の歴史や変遷、事業展開の流れなどが学べる内容となっている。
北海道開発のあゆみは、序章から4章までのつくり。序章―2章では、明治期から大正期に活躍した廣井勇、岡崎文吉両氏の軌跡や札幌本道の建設を紹介。戦前、戦後の本道の治水事業などを経て、開発庁・開発局発足までの流れを追う。3章からは、時代の要請に応じた各事業のエピソードを多数掲載する。
また、開局70周年をきっかけに「撮ってもいいね! 北海道動画コンテスト」を開催する。主催は開発局、NPO法人ほっかいどう学推進フォーラムなどで構成する実行委員会。
作品テーマは「北海道の魅力」や、これを支える「インフラのちから」。一般、学生、なつかし映像の各部門に分かれ、最優秀賞には賞金10万円を授与する。
作品の募集締め切りは2022年1月31日まで。表彰式は同年3月に実施する。詳細は30日に併せて公開する同コンテストウェブサイトで。
(北海道建設新聞2021年6月28日付1面より)