
世界遺産登録などを報告する
山口市長
山口千歳市長が会見で
千歳市の山口幸太郎市長は28日の定例記者会見で、世界文化遺産に登録されたキウス周堤墓群の今後について「観光振興となれば、他の観光資源と組み合わせた周遊ルート作りが必要。貴重な遺産なので、傷つけないで保存することに配慮し工夫しながら考えたい」と述べた。
27日に世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」には、市内にあるキウス周堤墓群が含まれ、山口市長が登録決定をあらためて報告した。
周堤墓群関連で、20年度に駐車場拡張やキウス周堤墓群保存活用計画策定に取り組んだ。21年度は、仮設ガイダンス施設を設置したほか、ボランティアガイドを配置している。
また、キウス周堤墓群整備基本計画を年内に策定。来場者増加を見据え受け入れ体制を整えるため、計画に沿って22年度以降、ガイダンス施設建設や園路、広場、駐車場整備に取り組む。
千田義彦教育部長は「園路をきちんと整備し、その次にガイダンス施設の建設や駐車場の整備という優先順位を考えている」と説明した。
(北海道建設新聞2021年7月30日付18面より)