アイヌ文化を発信 五輪マラソン・競歩に合わせ舞踊披露

2021年08月06日 14時00分

テレビ塔前でパフォーマンス

プログラムは道内各地の伝統的なアイヌの15の踊りで構成する

 国や道、札幌市などは5日、東京五輪マラソン・競歩競技の札幌開催に合わせアイヌ民族舞踊パフォーマンスをし、映像を通してアイヌ文化を国内外に発信した。

 東京2020オリンピック競技大会公認プログラム。内閣官房や国土交通省、文化庁、道、札幌市、公益財団法人アイヌ民族文化財団が主催した。

 競歩の競技開催前に、さっぽろテレビ塔前の広場でオープニングイベントを開いた。加藤勝信内閣官房長官がビデオメッセージを送ったほか、鈴木直道知事は「素晴らしい舞踊を通じてアイヌ文化の魅力が世界に届くことを期待している」と述べた。

 秋元克広札幌市長は「相互に人格と個性を尊重しながら、共生社会の実現に向けて世界が前に進むことを願っている」と呼び掛けた。

 その後、陸上男子の20㌔競歩競技開始前に約80人によるアイヌ舞踊パフォーマンスを実施。道内各地の伝統的なアイヌの15の踊りで構成したプログラムで、老若男女が踊りを披露した。パフォーマンスは映像を通して全世界に発信した。

 アイヌ舞踊は、マラソン・競歩競技が札幌開催される5―8日の期間、競技前に披露される予定だ。

(北海道建設新聞2021年8月6日付14面より)


関連キーワード: アイヌ文化 五輪

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

北海道建設新聞社新卒・キャリア記者採用募集バナー
  • 日本仮設
  • 川崎建設
  • 北海道水替事業協同組合

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

セントラルリーシング、千歳に複合レジャー拠点
2023年02月24日 (7,642)
イオン新店舗周辺の3路線を改良 室蘭市が24年度着...
2023年02月24日 (5,220)
真駒内地区義務教育学校、24年秋ごろ着工
2023年02月27日 (5,107)
ラピダスが千歳に半導体工場建設へ
2023年02月27日 (4,475)
来場者の五感を刺激 エスコンフィールド内覧会で実感
2023年03月11日 (3,898)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓 new

おとなの養生訓
第251回「マスクの使い方」。換気がよい戸外ではそろそろ外しても大丈夫です。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第30回「春を待つ街路樹」。街を彩り、運転をしやすくする、景観のお助けアイテムとも言えます。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第28回「『学び直し』の機会提供」。職場内の意識が改革され、多様性が取り入れられます。

連載 北海道開発事業費
見え始めた未来像
2023年度

迫る巨大地震
2023年度の北海道開発事業費を検証しながら、本道建設業の課題を整理する。