新得スマートIC、準備段階調査に採択

2021年08月13日 09時00分

新得町、設置場所に道の駅新設 

 国土交通省は6日、道東自動車道トマムIC―十勝清水IC間に計画する仮称・新得スマートICの準備段階調査着手を発表した。事業化されると道内で4カ所目のスマートICとなる。新得町では設置場所に道の駅新設を計画し、にぎわい創出を図りたい考え。スマートIC事業の進捗に合わせて整備を進める方針だ。

 スマートICはETC搭載車専用の簡易的なICで、交通の円滑化や災害時の代替機能が期待される。道内では道央自動車道の輪厚PAと砂川SAの2カ所に設置。道東道では音更帯広IC―池田IC間に仮称・長流枝(おさるし)スマートICを新設する計画で、2021年度は工事に向けて路線測量や地質調査、道路詳細設計などに入る見通しだ。

 今回の発表では、新得を含む全国6カ所のスマートICが準備段階調査に採択された。今後、国が直轄で調査を進め、地元の関係機関で構成する地区協議会で実施計画書を策定。国土交通省に提出し新規事業化となる流れだ。

スマートIC設置を想定した新得町道の駅のイメージ図

 設置位置は新得町内で、道東道の広内トンネル南側を想定する。新得町ではスマートICの設置を前提とした道の駅新設を計画。利用者増加に向けて高速道路からの一時退出・再進入ができる構造にしたい意向だ。十勝圏活性化推進期成会でも設置に向けた調査を求めていた。

 浜田正利新得町長は準備段階調査の着手について「一歩前に進めた。周辺地域と結束を深めつつ、道の駅の新設で相乗効果を出していけたら」と喜びを語っていた。

(北海道建設新聞2021年8月10日付1面より)

 


関連キーワード: 国交省 高速道路

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • オノデラ
  • web企画
  • 川崎建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (2,989)
おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,381)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,329)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,257)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (867)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。